手術前に断捨離をした話

2020年の10月に、年明けの手術が決まりました。

 

いわゆるまな板の上の鯉状態。

 

でも特に症状はなく元気だし、なにか今しか出来ないことをやろう!と思い立ちました。

 

そこでやったのが

 

断捨離

 

です。

 

手術の後はきっと治療もあるだろうし、体調も戻らないだろうし、やるなら今しかない。

 

それに、断捨離をやってガンが消えた人もいるらしいし、ミラクルだって起きるかも知れない。

 

そう思ったんです。

 

とにかくすごい勢いでひたすらひたすら断捨離しました。

 

もともとモノが多い方でもなかったのですが、でも始めてみるといろいろたくさん出てきました。

 

ひとりで黙々とひたすら断捨離。

 

断捨離をするときには大切な法則があります。

 

断捨離はお祭りなので、いつまでもダラダラとやらない。

 

期限を切って、さくっと終わらせる。

 

これ、本当に大切だと思います。

 

私の断捨離祭は丸5日間でした。

 

その間のゴミの収集日に、家とゴミ置き場を10往復。

 

本などの買い取りに6箱。

 

その他メルカリやジモティーにもかなり出しました。

 

モノが少なくなるって本当に爽快です。呼吸が楽になるようなイメージ。

 

あれほど本気に断捨離できたのは、やはり、手術という大きなイベントの前だったから。

 

やっぱり一時でも意識がなくなるのだから、1回死ぬのと同じだと思ったんです。

 

死ぬ時にはなにも持って行けない。

 

だったら、「これ、要る?」と自分に聞けたのは得がたい体験でした。

 

あの断捨離祭以来、私は「要るもの」「要らないもの」がとてもハッキリとシンプルに見分けられるようになりました。

 

そう思うとすべてに感謝です。

 

あのときの私は必死だったから感謝なんてとんでもなかったけど。